万一の地震に備える制振構造
優れた安全性と信頼性を実現するために、ダンパーを用いた制振構造を採用。
揺れを吸収する高減衰ゴムが高い制振効果を発揮、余震など繰り返しの地震にも有効など高い性能を備えます。 この制振装置を計104基設置しています。ダンパーシステム断面図
鋼板と高減衰ゴムの接合に「加硫接着※1」を採用。ゴムと相性の良い接着剤と鋼板に相性の良い2種類の接着剤を用いた2層構造で、化学反応によって強固な接着を実現します。また、加熱による促進劣化試験では、60年経過しても性能がほとんど変わらず効果を発揮することを確認しています。※1.熱と圧力をかけて接合部分を化学的に強固に接着する技術
《制振装置が揺れを吸収》
建物内にダンパーなどの制振装置を設置することで地震のエネルギーを吸収。建物の揺れを軽減するほか、揺れを収まりやすくします。
〈揺れに耐える構造〉
柱や梁に太く強い建材を使用するほか、壁を増やすなど建物全体で地震の力に耐える躯体に。しかし地震の際は上層階ほど揺れが大きくなる難点もあります。
劣化対策等級の最高ランクを取得(予定)
耐久性に優れた構造の採用により、「劣化対策等級」の最高ランク等級3の基準をクリア。等級1は建築基準法を満たすレベル、等級2はおおむね50〜60年は耐えられるレベル、等級3はおおむね75〜90年の耐久レベルといわれています。構造躯体の劣化が少なく高寿命な住まいを実現します。※住宅性能表示制度による「設計住宅性能評価書(取得済)」及び「建設住宅性能評価書(取得予定)」の「劣化の軽減」分野の劣化対策等級において等級3を取得予定です。
開放感を生む高い天井高
各階の階高は約3.25m※を確保し、各住戸の天井高は、最大約2.69m(最上階は約2.80m)という開放的で伸びやかな住空間を実現。開口部も高くでき、豊かな眺望を愉しめるなど伸びやかで開放感溢れる贅沢な暮らしを演出します。※30階は約3.45m、1〜3階共用部を除く。
広い開口部
全住戸を8.45m~11.65mのワイドスパン設計とすることで、広々としたダイナミックな開口部を実現。タワーマンションならではの豊かな眺望を愉しめます。
KHトラス合成床板工法
床を約180mm~320mmのスラブによって支える工法です。在来工法に比べて小梁がなく、より広々とした空間を実現します。※1階、共用廊下(床・庇)、階段、EV屋根、ペントハウス床・屋根を除く
合計20本のコンクリート杭
耐震性・耐久性の高いコンクリート杭。しっかりした支持層まで20本打ち込み、強固な基礎を築きます。
高い強度のコンクリート
強度と耐久性に配慮して、構造躯体は設計基準強度36N/mm2以上のコンクリートを使用しています。※ペントハウス床・屋根を除く
コンクリートのかぶり厚
鉄筋を包むコンクリートのかぶり厚は、耐久性という観点からとても重要。鉄筋の錆びを抑制し、コンクリートの破損を防ぐために、基準より厚いコンクリートかぶり厚を設定しています。※柱、大梁のみ
溶接閉鎖型せん断補強筋
柱の主筋を取り巻く帯筋には、溶接閉鎖型せん断補強筋を採用。地震の揺れや建物のねじれに粘り強い構造をつくります。※中子筋を除く
フルフラット設計
廊下から居室、洗面室や浴室への出入り口にも床段差をなくしたフルフラット設計。安全に暮らせる住まいをめざしました。※バルコニー及び玄関の段差は除く
地震時管制運転エレベーター
地震の揺れを感知した際や停電時などには、エレベーターが最寄り階で自動停止してドアを開きます。
対震枠の玄関ドア
玄関ドアの枠と扉の間に隙間を設けた、対震枠の玄関ドアを採用。地震の揺れによりドア枠が歪んでしまっても、扉が開かなくなるという事態を軽減します。
T-2相当サッシ
穏やかな暮らしを守るため、T-2等級のアルミサッシを採用。T-2等級とは、JIS規格で規定されたサッシの遮音性能を示す数値で、約30dbの低減効果が期待できます。※音の感じ方は個人差があり、断定的判断ができないことをあらかじめご了承ください。
万一の事態に備えて防災備品
災害時に備えて、共用部に防災備品を常備した防災備蓄倉庫を設置。万一の事態にも配慮した設備です。※設置内容は変更になる場合があります。
第三者機関による2つの住宅性能評価を取得(予定)
マンションの性能を客観的に確認できる住宅性能表示制度を導入し、「設計住宅性能評価書」を取得。建物完成後に「建設住宅性能評価書」を取得する予定です。
CASBEE大阪みらい
温暖化対策など環境への配慮や断熱性、省エネルギー性といった室内の快適性から、総合設計制度の採用による公開空地や歩道の整備といった周辺環境への配慮まで総合的な評価によって、適切な環境性能を有しています。